2025年1月ころより、Googleから「[推奨処理] 2025 年末までに reCAPTCHA キーを Google Cloud プロジェクトに移行してください」というメールが届きました。

今般、「[リマインダー] Google reCAPTCHA キーを Google Cloud プロジェクトに移行できます」というメールが届きました。勝手にCloudに移行されるということらしい。

また、reCAPTCHA v3を導入しているサイトのContact Form 7のダッシュボードには、「reCAPTCHAをご利用の方へ」というメッセージを見つけることができました。
そこには、
reCAPTCHAをご利用の方へ:GoogleはすべてのreCAPTCHAユーザーをreCAPTCHA Enterpriseに移行させる計画を進めています。これは無料枠を超過したAPI呼び出しについてGoogleから課金されるということです。Contact Form 7はCloudflare Turnstileをサポートしており、reCAPTCHAを選択しなければならない理由がある場合を除いてTurnstileの利用を推奨しています。
とありました。

ということで、(1)課金を避ける、(2)(1)をしてもreCAPTCHA v3を選択理由がない、のでこれを機にWordPressサイトに導入しているContact Form 7に指定してる外部APIインテグレーションのreCAPTCHA v3を廃止することとしました。
以下では、reCAPTCHA v3廃止の手順について記録します。
WordPressサイトに登録したreCAPTCHA v3のサイトキーとシークレットキーを削除する
WordPressサイトのContact Form 7プラグイン内で「外部APIとのインテグレーション」というところにreCAPTCHAのサイトキーとシークレットキーを指定していたと思います。
これを、削除します。
手順
対象WordPressサイトの管理画面にアクセスします。
左メニューの「お問い合わせ」から「インテグレーション」をクリックします。

「外部APIとのインテグレーション」のページが表示されますので、下にスクロールしてreCAPTCHAの項目を見つけてください。
「reCAPTCHAはこのサイト上で有効化されています。」と表示されていれば、現在有効となっていますので、これを「インテグレーションのセットアップ」ボタンを押して、キーを削除します。

「インテグレーションのセットアップ」ボタンを押すと、サイトキーとシークレットキーが表示されます。「キーを削除」ボタンを押してこれらのキーを削除します。

削除されると以下のようになり、reCAPTCHAに関するメッセージも消えました。

なお、上記の「変更を保存」ボタンは、キーの登録の際に使うもので、削除の場合は押しません。このままこのページを抜けて、WordPressサイト側の削除作業は終了となります。
Google reCAPTCHA管理画面から登録WordPressサイトを削除する
reCAPTCHAを登録したGoogleアカウントで下記URLにアクセスします。
左メニュー下の方に「以前の管理コンソール」をクリックします。

旧管理画面が開いたら、 reCAPTCHAのバージョンと登録サイト名が記載されていますので、確認の上、右側の歯車マークをクリックします。

右上のゴミ箱アイコンをクリックします。

削除アラートが表示されますので、「削除」をクリックします。

削除後、「新しいサイトを登録する」という画面が表示されれば、このGoogleアカウントに登録されているreCAPTCHAを使用しているサイトは無いことになります。

以上でGoogle側の作業は終了です。
後始末
サイトの整合性との関係で、CSSを変更していたり、
「This site is protected by reCAPTCHA and the Google」
というようなメッセージを記載していた場合、これを削除することが必要です。
これで、サイトからreCAPTCHAの廃止が完了しました。
この記事がお役に立てば幸いです。