これまで浦安コロナ注意報が発令されておりましたが、2020年7月30日9時24分付けで「浦安コロナ警報」が発令されました。これは、浦安コロナ注意報警報制度運用して初めての発令となりました。

浦安コロナ警報発令を現す赤い旗が掲揚されています。
浦安コロナ注意報・警報は、これまで注意報が二回(2020年6月25日~7月1日、2020年7月3日~7月30日)、同警報が今回初めて(2020年7月31日~)発令されています。
浦安コロナ警報の発令について、浦安市役所は、
浦安市では現在、黄色の「浦安コロナ注意報」を発令し、注意を呼びかけておりましたが、市内感染者の発生、近隣市区の状況、医療関係者のご助言を総合的に判断し、さらなる注意喚起が必要であることから、第28回新型コロナウイルスに関わる対策本部会議において、浦安コロナ警報(赤)を7月30日(木曜日)に発令することを決定しました。
http://www.city.urayasu.lg.jp/fukushi/yobou/kansen/1028485/1030031.html
と発令に至った経緯を同HPで発表しています。
この浦安コロナ注意警報制度で、具体的な影響が出るのは今回出た警報で浦安市の「施設利用」が市民に限定されることとされています。
また、換気の難しい文化会館等ホール、運動公園総合体育館トレーニング室・プール、老人福祉センター、デイキャンプ場の利用休止を検討することとされています。
この点、浦安市はHP上で
近隣自治体の施設運用状況などを踏まえて検討した結果、施設はこれまでどおり使用していただけることになりました。なお、今後の感染拡大状況により公共施設を休止する場合は、市ホームページなどでお知らせします。
http://www.city.urayasu.lg.jp/fukushi/yobou/kansen/1028485/1028506.html
と公表しています。
このため、現時点で浦安市の施設利用ができないなどの制限はなく、通常利用可能です。
浦安の特殊性として、東京都・神奈川県・埼玉県への通勤通学をしている市民が多く、また、浦安へ通勤通学でくる東京都・神奈川県・埼玉県の人々もいることから、浦安市民の感染者がこれからも増えることを念頭に置いた感染対策が必要と思われます。
感染症対策としては、世界中で行われているPCR検査を広く積極的に実施し感染者を発見し、隔離することが今まで以上に求められます。そのために必要な施設・人員は今から準備しておく必要があると思います。
この感染症にり患しているかどうかを判定するのは、結局のところ、PCR検査しかないわけで、医師が必要と判断した場合だけでなく、本人が不調を訴えた場合にも受検可能とする運用となることを期待します。
これは私見ですが、「10代、20代などの若者は、罹患しても軽傷で済むから、云々・・」ということをTVなどで発言しているのを聞きますが、これこそ風説のような類ではないかと危惧しています。軽傷で済んでいるのは統計的な数値上の話でしかなく、この中から重症化してくる例もこれから出てくることを想定した感染対策が必要と思っています。
近時の若い世代の感染者が増加しているのは、この「10代、20代などの若者は、罹患しても軽傷で済むから、云々・・」の成果という面も否定できないのではないでしょうか。
ノーベル賞学者の中山伸弥教授は「ウイルスは人を選ばない」すなわち、日本人だからと言って海外のような感染爆発が起こらないとは言えないという趣旨の発言をされていますが、同意見です。所謂第一波の時は、たまたま、うまくいっただけだと思います。
緊急事態宣言が解除されて以降、「経済を回す」、「ウイズコロナ」等といい始めてから、感染者は急増しています。
来年に延期された東京オリンピックの開催を実現されるためにも、今の段階で感染を食いとめなければなりません。
個人レベルでできる感染対策を一人ひとりが改めて考え、実施することが求められるように思います。